初めまして、晴心(はるみ)です。
整体師で美容師、時にはオンラインでビジネスをしたり、時には趣味と実益を兼ねて中古ゴルフ店員をしたりしています。
まずは、整体師と美容師になった理由などについてお話します。
2001年8月20日に整体院を開業して、20年以上経ちました。
2年の勉強期間を経て、自宅で開業しました。
その時わたしは30代半ばで、娘が6歳、息子が4歳でした。
今思えば、何も知らない30代で子持ち女性が思い切ったことをしたと思います。
でも、きっと思い切らなければ開業は出来なかったでしょう。
これは最近の自宅開業の走りみたいな感じでしょうか。
そんな思い切り良さと、後先を考えない性格は今もぜんぜん変わりません。
当時は異端児扱いされて、意地悪されたりもしました。
もしかしたら、人見知りでコミ障だったのが原因かもしれないですけど。
美容師と整体の仕事を選んだ大きな理由は「手に職をつけなさい!」と大工の父に言われたからです。
美容師になれば、自分の髪の悩みを解消して、気持ちよく過ごせると思ったからです。
そのくらいに髪が扱いにくく、髪がまとまらないとゆううつな気分になりました。
だから、美容師の免許はわたしにとって最強のアイテムに感じました。
次に整体を選んだのは、子どもの頃に父と一緒に整体に通っていた経験があって、二人で施術し合うことがあったからです。
父は若い頃から椎間板ヘルニアを患っていて、わたしは咳喘息の持病があって、その改善のために通っていました。
施術が終わると、二人とも体がとても楽になるのです。
その時に、痛みに困っている人の役に立てる仕事がしたいと決心したのです。
そんな経験から「手に職」である美容師は19歳から、整体師は31歳からそれぞれの道に進むことになりました。
美容師になれば、髪の悩みから解放される!!
わたしの毛質は髪の量が多く、固く、真っすぐな髪の中に縮れたものが混ざっていました。
とても広がりやすく、まとまらないのが、とてもコンプレックスでした。
美容師になったからと言って、すぐにコンプレックスが解消されるわけではありません。
でも、シャンプー剤などのヘアケア商品を活用したり、シャンプー方法を見直したり、さまざまなことを調べたりすることで、うまく付き合う方法が分かるようになりました。
わたしの小さい頃は髪が量が多いせいで、床屋さんに通っていました。
親の希望で、手入れのしやすい襟足を刈り上げたワカメちゃんカットにしていました。
当時はそんな子供がかなりいたのではないでしょうか。
お洒落とはかけ離れた世界にいました。
だから、「男の子だったら、良かったに!」といつも思っていました。
それに、子ども時代の移動は自転車が必須ですから、パンツしか履かなかったのです。
リボンも花柄も嫌いで、フリルなんてもっての外です。
わたしの性格の問題もありますが。
だから、中学1年まで知らない人からよく『ボク』と声を掛けられたものです。
中学2年生くらいから、やっと美容院に通うようになりました。
20代も基本的にはショートヘアでした。
美容院に勤めていた時に成人式を迎えましたが、しっかり伸ばして地毛で結い上げてもらいました。
でも、終わった途端に、研ナオコのように片方だけ耳からずっと上まで刈り上げました。
襟足も当然刈り上げていたのですが、当時流行っていたチェッカーズのフミヤのようにひと房だけ襟足を残して三つ編みにしていました。
なかなかのやんちゃぶりです。
大工の棟梁の父親にはとても不評で、「娘じゃない!お前は男か!」と大激怒されました。
でも、自分ではとても気に入っていました。
その後、美容師をいったん辞めたため、一般的なショートにしました。
25歳で結婚が決まり、結婚式でも地毛をアップにセットしたかったので、また伸ばし始めました。
娘が保育園に入るまでは腰までのロングでした。
それは二人の出産のたびに片方の耳の上だけ癖が強く出て、ショートにするとまとまらなかったからです。
これもホルモンバランスの乱れから起こるそうです。思春期も髪に変化が起こるのも同様です。
娘の入園(この頃には髪も落ち着いています)の時に手入れが簡単なショートへに戻しました。
それからはずっとショートです。
さて、50歳になる前くらいから、髪が薄くなったように感じました。
ツヤも減り、ヘアスタイルがまとまらなくなってきました。
女性ホルモンバランスが崩れる時期ですから、影響を受けやすい髪も当然変わるのも当然です。
相変わらず毛量が多いですが、分け目のボリュームがなくなったように感じました。
この時に美容師と整体師の両方の知識を使って、試行錯誤したため、今はまとまるようになってきました。
どんなことをしてきたかはまたブログの中でお伝えしていきます。
今のヘアスタイルの基本は、もみあげから耳の周りを刈り上げたショートヘアです。
あとはパーマをかけたりして、変化を楽しんでいます。
ただし、少しは女性らしさを残すようにしています。
整体との出会いは、息子を妊娠している時
わたしとってとても大きな転機でした。
たまたま見た新聞の一面に『整体師になりませんか?』の文字がありました。
正確には『整膚(せいふ)師になりませんか?』です。
妊娠中ですぐに行動できませんでしたが、息子が2歳になった時に勉強を始めました。
それから2年後に開業しました。
その後さらに素晴らしい出会いがあって、整体師として頑張ることが出来ました。
その出会いによって、中学生や高校生・大学生などの部活の生徒さんたちの対応を20年近くさせていただいます。その内容はさまざまです。
コリや痛み解消の施術、メンタルのケア、記録更新のための体の使い方の指導などです。
そして、そのつながりでご家族にも施術させていただきました。
0歳児から100歳までの幅広い世代の方やガンなどのご病気の方の対応を経験することが出来ました。
その積み重ねで、のべ20,000人以上の方々のお手伝いをさせていています。
人と人とのつながりは、本当にありがたいです。
でも残念なことに、健康のお手伝いをしているわたし自身は、身も心もボロボロになっていきました。
お客さまの大切にするあまり、自分のことも家族のことも全て後回しにしてしまったのです。
この時はさすがに病院のお世話にもなりました。
さらに残念なことは続き、開業7年目の2008年にはリーマンショックが起こりました。
夫の夜勤がなくなり、お客さまもそのご家族も多くの方がリストラされたり、お仕事が減ったりしました。
当然お客さまは激減します。
その上、2011年には東日本大震災まで起こり、ますます誰もが元気をなくしていきました。
この間、わたしは30代後半から40才過ぎ。子供たちは小学生高学年から高校生の時でした。
わたしは今でいうプレ更年期で、子供たちは思春期。
ちょうど重なって、感情がぶつかり合うことが多くなりました。
家族みんな、自分が思うようにいかなくて、お互いを労わることが出来なくなっていました。
今振り返ってみると、とても哀しい時期でした。
家族を含め、自らの養生は二の次三の次でした。
若いから、寝れば元に戻る、元気になれると思っていたのです。
これを書きながら、ふと今と照らし合わせてしまいました。
コロナ禍を過ごして、その前と同じようで、何か少し違ってきているこの時代と。
『思うようにいかなくて、お互いを労わることが出来なくなって、心身共にボロボロな人が多いんじゃないかな?』
若くても生身の人間です。
体が傷ついても、心が傷ついても、完全に修復されることはありません。
その時は小さな小さな小さな傷だったかもしれません。
でも、その傷は完全に治らず、また次の傷を作ってっしまうのです。
若い時のそれらのツケはどこかで払わないといけないと思います。
40代以上の方の問診から若い時の生活習慣や体調などを伺い、施術でさせていただいてそのように感じます。
もしかしたら、そのタイミングは更年期かもしれません。
ホルモンバランスが崩れることで心身の状況は変化し、その変化が若い頃の心身の傷が開いてしまうことも考えられます。
また、更年期障害が重くなることもあるかもしれません。
女性ホルモンの減少は筋肉や骨に大きな影響を与えます。
今まで支えられていたものが支えられなくなって、痛みや不調としてあらわれるようになるのです。
学生時代にケガをした部分が60代なってから痛んできた方が何人もいらっしゃいます。
そんな体験や経験をしてきたわたしが50代になり、40代から60代までの更年期の不安やお悩みに全力で対応しようと決意しました。
若い方たちとわたしたち世代の悩みは同じようで、同じではありません。
それは若い方たちには分からないことが多いです。まだ知らない世界だからです。
もちろん、わたしも同じです。
30代から整体師をしてきましたが、50歳前後の方のお悩みを本当に理解することは出来ませんでした。
また、70代.80代の方のお悩みも今でも本当には分かりません。
わたしたち50歳前後の世代は人生100年とも120年とも言われる超高齢社会の折り返し地点です。
何もしなくても大丈夫だった若くて元気な50歳までと、50歳以降のこれからと、同じようには過ごすことはできません。
それなのに、これから生きていく時間は今まで生きてきた時間と同じくらいあるのです。
今までご自分の心や体に目を向ける機会が無かった方もそろそろしっかりと向き合いませんか?
また、日常生活を無理なく、楽しく、豊かに過ごせるようになりたくないですか?
美容師と整体師の経験を活かして、生き生きとハリのある元気な毎日を送るための秘訣をここでお届けします。
誰もがこの時期、変化のあるご自身の体に戸惑っています。
でもあなただけではありません。
悩んできた先輩たちがたくさんいらっしゃる事を忘れないでください。
あなたが今日よりも明日、ほんの少しでも心地よく暮らして笑顔は増えたら、とても嬉しいです。